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🍑 桃のミルフィーユ

一日限りのサクサクを重ねて。

朝いちばんの厨房に広がるのは、バターが香ばしく溶けていく、パイ生地が焼き上がる音と香り。
Tawanicoでは、このミルフィーユのパイを毎朝その日の分だけ、丁寧に焼いています。
サクッと軽く、けれど層ごとにしっかりとした存在感。
その日の空気や湿度までも感じ取りながら焼き上げたパイは、その日しか味わえない特別な食感を届けてくれます。

その香ばしいパイの層に重ねるのは、やさしく炊き上げたカスタードクリームと、ミルキーで軽やかなマスカルポーネクリーム。
2つのクリームが溶け合うことで、味わいにふくらみと奥行きを生み、パイの軽やかさと絶妙なバランスを奏でます。

上には、自家製の桃のコンポートをふんわりと。
旬の桃を白ワインでほんのり香りづけし、果肉のやわらかさを保ちながら、みずみずしさをぎゅっと閉じ込めました。
ひと口ごとにじゅわっと広がる果汁と、夏の果実らしい優しい酸味。
そして仕上げには、キャラメリゼしたナッツを砕いたプラリネをひとふり。
その香ばしさが全体の甘みを引き締め、味わいに立体感を与えてくれます。

このミルフィーユは、その日焼いたパイで、その日限りしかお出ししません。
翌日には同じサクサクは作れないからこそ、一皿一皿に心を込めて、今日だけの“おいしい一瞬”を閉じ込めています。

ご来店いただいたその日に焼き上げたミルフィーユのパイ。
ぜひ、今日のあなたのための一皿をお楽しみください。