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りんごとプリンミルクレープ🍎🍮

りんごとプリンミルクレープ🍎🍮

お皿が運ばれてきた瞬間、ふわりと立ち上がる、やさしい甘い香り。
重なり合うクレープの層が美しく揃い、その間からのぞく淡いクリームと、やわらかく煮たりんごの色合いが、静かに食欲を誘います。

フォークを入れると、
その断面には、丁寧に重ねてきた時間がそのまま現れているようで、思わず少しだけ見入ってしまう。

ひと口目。
まず感じるのは、全粒粉を使ったクレープ生地の香ばしさと、もちっとしたやわらかい食感。
すぐに、はちみつでやさしく煮込んだりんごの甘みと、ほのかな酸味が広がります。

りんごは主張しすぎず、けれど確かに存在感がある。
繊維を感じるほどよい食感が残されていて、噛むたびにじんわりと果実の味がほどけていきます。

そこに重なるのが、キャラメルの深み。
ほんの少しだけ感じるほろ苦さが、全体の甘さを引き締めて、味わいに奥行きを与えてくれる。

そして後からゆっくりと現れるのが、ディプロマットクリームのなめらかさとコク。
このクリームが全体をやさしくまとめながら、どこか“プリン”を思わせる、卵のあたたかみのある味わいを感じさせます。

層を一緒にすくうたびに、
「りんごの爽やかさ」
「キャラメルのほろ苦さ」
「プリンのようなコク」
そのバランスが少しずつ変わっていく。

同じ一皿なのに、ひと口ごとに違う表情を見せてくれるのが、このミルクレープの面白さです。

気づけばフォークが止まらなくなっていて、
会話の合間に、またひと口。
コーヒーをひとくち飲んで、またすぐに次を食べたくなる。

時間が少しゆっくり流れているような、そんな感覚。

最後のひと口を食べ終えたあとに残るのは、やさしい甘さの余韻と、ほんのりとしたキャラメルの香ばしさ。
どこか懐かしくて、それでいて新しい。
“プリン”を再構築したような、タワニコらしい一皿です。

特別な日じゃなくてもいい。
いつもの日常の中で、少しだけ心をほどく時間に。

りんごとプリンミルクレープは、
そんなひとときに、そっと寄り添うデザートです。