NEWS

柑橘のトライフル 〜初夏の光を閉じ込めた、柑橘のデザート〜

柑橘のトライフル

スプーンを入れた瞬間、透明なグラスの中に重なった層が少しずつ崩れ、柑橘の香りがふわりと立ち上ります。

今回お作りした「柑橘のトライフル」は、ひと口ごとに異なる表情を楽しんでいただける、初夏のためのデザートです。

まず感じていただきたいのは、みずみずしい柑橘のジュレ。
果汁をたっぷり使ったジュレは、口に入れた瞬間にすっとほどけ、爽やかな酸味とやさしい甘みが広がります。その透明感のある味わいは、まるで初夏の朝の空気をそのまま閉じ込めたようです。

ジュレの下には、果肉感をしっかり残した八朔。
噛んだ瞬間にぷちっと弾ける果汁と、八朔特有のほろ苦さ。その少し大人びた味わいが、デザート全体に奥行きを与えてくれます。

そして、その八朔をやさしく包み込むのがディプロマットクリーム。
カスタードのコクと軽やかなシャンティクリームを合わせた、なめらかな口どけのクリームです。さらにコアントローをほんのり効かせることで、柑橘の香りをより一層引き立てています。濃厚なのに重たくなく、果実の魅力をそっと支える存在です。
上の層には、八朔の皮を細かく削って加えたチーズクリーム。

クリームチーズのまろやかなコクの中に、八朔の爽やかな香りが広がり、食べ進めるたびに新しい柑橘の表情に出会えます。果汁だけでは表現できない、皮ならではの華やかな香りを感じていただけたら嬉しいです。

さらに仕上げには香ばしく焼き上げたクランブル。
サクサクとした食感とアーモンドの豊かな香りが加わることで、なめらかなクリームやみずみずしいジュレとのコントラストが生まれます。ひとつのグラスの中で、やわらかさ、軽やかさ、香ばしさが重なり合い、最後のひと口まで飽きることなく楽しんでいただけます。

上から順番に食べても、好きなように混ぜて食べても大丈夫。
ジュレの爽やかさ、八朔の果実感、ディプロマットクリームのコク、チーズクリームの香り、クランブルの食感。それぞれが重なり合うことで、一つの完成された味わいへと変化していきます。

窓から差し込む初夏の光を眺めながら、ゆっくりとスプーンを進めてほしい。
そんな想いを込めて作った、季節限定のトライフルです。
ぜひ、グラスの中に重ねた柑橘の景色をお楽しみください。🍊✨